結婚式を挙げてから初めて迎えるお正月。
年賀状では、夫婦の結婚式や新婚旅行の写真を載せた幸せ一杯の結婚報告をしたいですよね。
しかし、年賀状で結婚報告をする際には気を付けたいマナーがあるのはご存知でしょうか?
結婚報告の年賀状で相手側が嫌な気持ちになるのは避けたいものです。
今回は、年賀状で結婚報告をする際のマナー・注意点や年賀状に載せる写真について、さらにはおすすめの例文を紹介します。
せっかくの結婚報告ですから、マナーをわきまえて受けとった側が気分良い年賀状にしたいですよね。
結婚報告の年賀状を作る前にこの記事を読んでおくと良いですよ。
目次
年賀状で結婚報告をするときのマナーと注意点
メインはあくまで年賀状
年賀状で結婚報告をする際、メインはあくまで年賀状であることを忘れないでください。
賀詞や新年の挨拶をしっかりと述べた上で、結婚報告をしましょう。
旧姓を併記する
結婚して姓が変更になった場合、結婚後の姓はもちろん、旧姓も書いてください。
結婚後の名字だけで年賀状を送ってしまうと、もらった人は「この人は誰?」となる可能性もあります。
結婚報告も兼ねた年賀状であれば、差出人は夫婦連名で書きましょう。
旧姓は氏名の横や下にカッコ書きで、氏名よりもやや小さな字で書くといいでしょう。
会社の上司に年賀状で結婚報告するのはNG
年賀状で結婚報告をすること自体はマナー違反ではありません。
結婚式に参列してくれた人はもちろん、理由があり結婚式に参列できなかった人もいますので、新婚夫婦の姿を見せるのは年賀状は良い機会です。
年賀状でしか付き合いのない人もいるでしょうが、旧交を温める良い機会となりますので、年賀状で結婚報告をするのは問題ないです。
ただし、年賀状で結婚報告をして問題ないのは、親類や友人、知人といった近しい関係までです。
会社の上司や仕事で付き合いのある方などに年賀状で結婚報告をするのは、マナー違反となるのでやめましょう。
年賀状で結婚報告をするのは、新年の挨拶のついでに結婚報告をしていることになり、失礼に当たります。
結婚報告は自分の口で行なうか、別途結婚報告のはがきを出しましょう。
新婚夫婦が揃った写真を入れる
年賀状で結婚報告をする際には写真を入れるのが基本です。
その際は、新婚夫婦が揃った写真を使ってください。
受け取った側もどんな人と結婚したのか気になるので、新婚夫婦が揃った写真だと嬉しく感じられますよ。
また、せっかくの結婚報告ですので、写真の写りがキレイでこだわりのデザインの年賀状を送るのがおすすめです。
喪中の場合は年賀状や結婚報告を控える
自分の結婚後に身内に不幸があって喪中の場合は、年賀状を出すのはもちろん、結婚報告をするのも控えてください。
12月中旬までには喪中はがきを送っておきましょう。
故人との関係性によって服喪期間は3か月~1年と幅がありますが、喪が明けてから結婚報告をするようにしてください。
送る相手が喪中の場合も、年賀状や結婚報告は控えた方が良いでしょう。
相手の喪が明けた段階で結婚報告をしましょう。
年賀状で結婚報告。使える文例
結婚式に出席してくれた相手に対しての文例
明けましておめでとうございます
先日は私たちの結婚式に出席してくださりお祝いをいただきありがとうございました
今後も夫婦そろって笑顔あふれる幸せな家庭を築く所存です
本年もよろしくお願いいたします
HAPPY NEW YEAR
昨年は私たちの結婚に際して大変お世話になりました
おかげさまで二人で良き新年を迎えることができました
今後も変わらぬお付き合いをよろしくお願い申し上げます
結婚式に出席していない相手に対しての文例
謹賀新年
旧年中は大変お世話になりました
○年●月○日に結婚しました
夫婦そろって幸せな家庭を築いてまいります
今後とも末永くお付き合いいただけるようお願い申し上げます
謹賀新年
旧年中は大変お世話になりました
ご報告が遅れましたが皆様のご配慮のもと昨年●月○日に結婚いたしました
二人で力を合わせ明るい家庭を築いていこうと思います
どうぞ末永い御交誼を宜しく御願い申し上げます
入籍報告をする場合の文例
新年のお慶びを申し上げます
○年●月○日に入籍いたしました
二人で幸せな家庭を築いていきます
本年もよろしくお願いします
謹賀新年
旧年中は大変お世話になりました
昨年●月○日に入籍し新たな人生の第一歩を踏み出しました
未熟な二人ですが助け合いながら頑張っていきたいと思います
今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます
年賀状で結婚報告。載せる写真はどんな写真がベスト?
送る相手によって使う写真を分ける
年賀状の宛先に応じて、年賀状で使う写真を分けるといいでしょう。
例えば、結婚式に参列していない人に対しては、結婚式の写真を送ると喜ばれるでしょう。
ただし、結婚式に参列できないことを申し訳なく思っている相手でしたら、罪悪感を増長させないためにも、新婚旅行など結婚式以外の写真を使うのも気配りです。
「過激」な写真は載せないのが無難
年賀状は穏やかな気持ちで見るものですが、そこにあまり過激な写真を入れるのは考え物です。
「キスの写真」「お姫様だっこの写真」はNGです。
普段でしたらさほど過激とは思えませんが、見る人が見れば不快に思います。
結婚式の写真を載せるにしても、穏やかな写真を載せましょう。
友人や同僚向けにカジュアルな写真と上司や年配の方向けの穏やかな写真を用意してみるのがおすすめです。
どうせなら、ステキな写真を年賀状に使うと良いですよね。
入籍したけど結婚式はまだの場合、年賀状で結婚報告をしても良い?
入籍はしたけど結婚式はまだ、結婚式を挙げる予定がない方の場合も、結婚報告が入籍報告に代わるだけで、年賀状と兼ねても特に問題はありません。
入籍の事実と入籍日、新しい苗字の連名を書いておきましょう。
結婚式を行なう予定で招待予定の人には「○月○日に挙式予定ですのでお会いできるのを楽しみにしています」、招待する予定のない人には「●月に挙式いたします」とコメントを書き、写真を入れる必要はありません。
まとめ
せっかくの機会ですし、写真写りが良く、きれいなデザインの年賀状を作るのがおすすめです。
また、上司や取引先には、結婚報告と年賀状を別にするのがマナーです。
いずれにしても、あくまでもメインは年賀状ですので、自分たちの幸せオーラ全開ではなく相手への思いやりを忘れないでください。